何気ない町

yuzyuz2010-04-07

直島旅行記・一日目のつづきです。


”家プロジェクト”の一つとして次に行ったのは
この写真の”はいしゃ”
そこは元は歯医者さんの家だった古い家を改造したものでね、
外の壁は錆びたトタン板や古い看板などで
覆っていてレトロな感じなんだけど、中にはいると一転して
「おお〜」
というアートな空間が広がっています。


基本的にどこも中は”撮影禁止”なんだけど
外からは撮れるので色々撮った結果
私が気に入ったのはこの写真。
家の裏側になります。


この黒い大きなものは何かというと・・
中にあった作品が外に出っ張っちゃっているのよね。
中の作品がほんのり暖かかったので
「なぜだろう?電気を通して熱を持たせているのかな?」
と思っていたんだけど、外にまわってこれを見たら納得。
「太陽の自然な熱が伝わっていたんだねー。」
ということが分りました。


次の写真は町の中にある美容院の壁にあった作品
”少年”です。

うっふっふ。
オバQみたいで可愛い〜。


町の中にはこうやって作品が点在しているんだけど
矢印とか案内板が一切ないので、
最初にチケットを買ったときにもらえる
案内パンフレットを片手に
自分で探して行かなくちゃ行けないのよね。
ちょうどこの作品の写真を撮った後、
少し道が分らなくなり、
「え〜とー」
と夫と共にパンフレットと道を見比べていたら
たまたま通りかかった80歳くらいのお爺さんが
「○○に行かれるんですか?
でしたらこの道をまっすぐ行った左側ですよ」
と教えて下さいました。
「ありがとうございます〜」


その町は本当に作品以外はいたって普通の
どこにでもある港のそばの静かな集落でね。
3つ目の写真も普通のお家。

のれんは何年か前の企画で各家に飾られたのれんを
そのまま受け継いで、玄関に掛けているらしいんだけど、
老人用手押し車とも何気なくマッチしているでしょう?


いいなぁ。この町。
観光客を受け入れているんだけど媚びてはいなくて
アートな作品に囲まれているのに少しも”ぶった”所がなくて。
楽しいわ〜。


ってことで次回は一日目のまとめが出来たら・・
と思っています。(出来なかったらごめん〜)