九十八歳

yuzyuz2010-05-12


「九十八歳でも
恋はするのよ
夢だって見るの
雲にだって乗りたいわ」


う〜ん。
この詩を読んで
心にガーンときてしまいました。


これは92歳から詩作を始めて
昨秋処女詩集「くじけないで」を出版したという
柴田トヨさんという女性が作った詩で
題名は「秘密」といいます。


先日新聞の記事で初めてこの詩集のことを知ったんだけどね。
私よりも45歳も年上の女性でも
乙女の心を失わないんだなぁ・・というのが素朴な感動。


そういえば先日、ある若い人に
「(私が)”その年齢”でパソコンでブログを書いてるなんてすごい」
というようなことを言われたのよね。
この年齢(53歳)でパソコンでブログを書いている人なんて
ザラにいると思うけど、若い人から見たら53歳って
ものすごい年寄りに見えるんだろうなーと
その時思ったのよ。


同じように私も現在98歳の女性を「ものすごいお婆さん
としか思えないけど、中身は一緒なんだ〜!と
改めて感じました。


よく同窓会などをすると”気持ちがその頃に戻る”っていうけど
本当は戻っているんじゃなくて、
ずっと変わっていないんじゃないかなー。
お若い方にわかっていただけるかしら?


とにかく冒頭の詩に感激したので
この詩集をいつか全部読んでみたいと思っています。


☆写真は我が家の茶の間にこの時季だけ現われる”富士山”です。
それはお日様の光が朝のほんの数分間、
縁側に掛けた大きなザルに当たり作り出すマボロシ