九十八歳
「九十八歳でも
恋はするのよ
夢だって見るの
雲にだって乗りたいわ」
う〜ん。
この詩を読んで
心にガーンときてしまいました。
これは92歳から詩作を始めて
昨秋処女詩集「くじけないで」を出版したという
柴田トヨさんという女性が作った詩で
題名は「秘密」といいます。
先日新聞の記事で初めてこの詩集のことを知ったんだけどね。
私よりも45歳も年上の女性でも
乙女の心を失わないんだなぁ・・というのが素朴な感動。
そういえば先日、ある若い人に
「(私が)”その年齢”でパソコンでブログを書いてるなんてすごい」
というようなことを言われたのよね。
この年齢(53歳)でパソコンでブログを書いている人なんて
ザラにいると思うけど、若い人から見たら53歳って
ものすごい年寄りに見えるんだろうなーと
その時思ったのよ。
同じように私も現在98歳の女性を「ものすごいお婆さん」
としか思えないけど、中身は一緒なんだ〜!と
改めて感じました。
よく同窓会などをすると”気持ちがその頃に戻る”っていうけど
本当は戻っているんじゃなくて、
ずっと変わっていないんじゃないかなー。
お若い方にわかっていただけるかしら?
とにかく冒頭の詩に感激したので
この詩集をいつか全部読んでみたいと思っています。
☆写真は我が家の茶の間にこの時季だけ現われる”富士山”です。
それはお日様の光が朝のほんの数分間、
縁側に掛けた大きなザルに当たり作り出すマボロシ。