夫唱婦随
さて、この写真は何でしょう?
大きな機械は自動カンナ盤という木工機械です。
木材の厚みを決めるために自動でカンナをかける
機械なんだけど、その際に出るカンナ屑は
細かいチップ状のものなのよね。
でもこの写真に映っているカンナ屑は
夫が手でカンナをかけた際に出る薄い帯状のもの。
数日前に(私は家にいなかったんだけど)
夫が自動カンナを掛けようと思って機械のところに行ったら、
機械の端からこの帯状のカンナ屑がちょっとだけ出ているのに
気づいたんだって。
「あれ?何でここにこれが?」
(カンナ屑は昨日ゴミ箱に捨てたのになー)と不思議に思い、
何気なく機械の蓋を開けてみた夫。
そして彼がそこに見た物は細い灰色のヒモのようなものが
カンナ屑の端からチョロっと出てピクピク動いている情景。
「キャ〜〜ッ」
夫はだいたい小さな虫さえも触ったり殺したり出来ない
見た目通りのヨワミソ・・いえいえ心優しい人間なので
こういう場面では女子高生並みの黄色い声を出すことが出来ます。
ステキ〜。(えっ?)
皆さんおわかりですね。
そこはネズミの巣になっていてすでに小さなネズミさんが
住んでいて、尻尾がチョロっと出ていたようなのですよ。
夕方帰宅した私に小刻みに震えながら
涙混じりでその時のことを説明する夫を
「はいはい、そりゃ怖かったねー。」
と慰め
「えっと、(ブログ用に)写真は撮った?」
と確認した後、そのカンナ屑を取り払ってサッサとゴミ箱へ捨てた私。
ああ、こういうのを夫唱婦随っていうのかしら?
(たぶん違う)