和菓子屋さんの道具

yuzyuz2011-02-25

今日は養護学校の社会人講師の仕事から帰ってすぐに
また家を出て、夫の作ったモノの納品に行ってきました。


それがこの写真。
上から撮ったところ。(↓)



裏を撮ったところ。(↓)



さてこれは何でしょう?
フタですよね。
昔のお釜のフタみたいですよね。
でも実はこれは和菓子屋さんが使う道具でね。
たぶん(一度説明を聞いたけれど、どうもイマイチイメージが
正確にはつかめないんだけど)こしあんを作るときに使うもの
だと思われます。
上にこのフタ(のようなもの)を置いて圧力をかけて
あんこをしぼるらしいんだわ。



この珍しい注文は以前からご縁のある和菓子屋さんからのもので、
「現在使っているものが老朽化したので同じものを」とのこと。
ご希望の樫(かし)の材はふだんあまり家具には使わないので
うちには在庫がなくてねー
仕方ないので樫の材の柾目を材木屋さんで探してもらったんだけど
結構高額・・。
その値段を伝えて確認したところ、それでもいいとおっしゃるので
作らせて頂きました。



直径は38センチ、分厚い材で7〜8キロはあるんじゃないかと思うズッシリとした重さ。
何せ初めて見て、初めて作ったモノなので
「ほんとにこんな形のこんな重さでいいのだろうか?」
と不安に思いながら恐る恐るお店に持っていったところ
「ああ、これはいい!使うのがもったいないくらいや」
と喜んで下さったのでホッとしたわ。
よかった〜。