カッコイイ人

yuzyuz2011-03-08

この写真(→)は最近のゆずぽん
12歳の乙女です。うふっ。
ウチの家族の中では一番スラッとしているのよん。
(今、抜け毛時期でちょっと毛がもひょもひょですが・笑)


さて、2週間くらい前の話ですが、
カッコイイ人を見ました。


ウチの近くの国道を街の方へ向かってクルマを走らせて
国道9号線と175号線の分かれ道の赤信号で止まったところ
ヒッチハイクの青年が対向車線に立っていたのよ。
以前は滅多にいなかったけど、最近は時々・・年に数回ほど
ヒッチハイクの人を見かける感じかな。


その人は大きなリュックを背負って、胸の前に
スケッチブックを持って立っているんだけど、
残念ながら雨で濡れて文字が流れるのを恐れてか
文字(たぶん行き先)を書いた面を内側にして立っているんだなぁ。
「あれじゃどこに行きたいかわからないじゃんねー」
と私が言ったら夫も
「そやなぁ、きっとここで降ろされたんやなぁ。
たぶん宮津舞鶴の方に行きたいんやろけど・・」


もちろん私たちは今までヒッチハイクの人を乗せた経験なんてないし、
最近は簡単に人を信じてはいけないような物騒な世の中だし、
これから反対方向に用事があるし。
口では
「もし帰りにまだここにいたら乗せてあげようか?」
なんて言ったんだけど、実際に乗せる勇気は正直なかったのよね。


でも見たところ悪い人ではなさそうな感じで
雨に濡れて立っているのが気の毒でねー。
「せめて(ウチの近くの)ファミマまでたどり着いたら、
あそこはいつもいっぱいトラックが止まっているから
きっと誰かがどこかへ乗せていってくれるんじゃないかなぁ・・」
なんて夫と話しながら見ていたら
一台のクルマが対向車線を走ってきたのよ。


もみじマークのついた年季の入ったクルマでね。
運転している人を見たら、たぶん70歳〜80歳くらいのお婆さん
そのクルマが急にスピードを落としたので
「えっ?まさか、停まる?ヒッチハイクの人を乗せてあげるのかな?」
と冗談で言ったら、本当に彼を通り過ぎてちょっとのところで
停まったのよ!


こちら側の信号がに変わったのであわてて私だけ
後ろを振り向いて、どうなるかな?と見ていたのよ。
そうしたら青年とお婆さんが少し話した後クルマの後ろのドアが開いて
彼が乗り込むところが見えました。


カッコイイ〜。
青年が?
ちゃうちゃう。
もちろんそのお婆さんがカッコイイ〜♪


まず青年を見つけてわずか数秒で彼を乗せてあげようと
判断したところが素晴らしい。
私なら進行方向だったとしても
「どうしようかなぁ」
と迷っているウチに通り過ぎてしまい
「まっいいか」
と終わってしまうと思うわ。


相当なお年まで一人でクルマを運転しているところもカッコイイし
困っている人の役に立とうという気持ちもエライわぁ。


私もあんなカッコイイお婆さんになりたい!
と思ったのでありました。