35年間ありがとう

この写真（→）は私が親元を離れて一人暮らしを始めた時
大学生協で買って貰った炊飯器です。

たぶん桜が咲き始めていたであろう京都の町で
たくさんの希望と少しの不安の中で買った自分だけの炊飯器。
5キロ入りくらいのお米を買って
下宿の家の台所を借りてお米を研いで、ご飯を炊いて
最初のおかずは何だったかなぁ。

大学を出てすぐに結婚した私はお金もないし、
もちろん壊れていない電気製品を捨てる気もなかったし、
幸か不幸かずっと二人暮らしだったので大きさも充分だったため
とりあえずそのままその炊飯器を使い続け、
そして1週間前に・・
ついに壊れてしまいました。(--;)

ご飯を炊き続けること35年。
25年くらい前に棚の上から落っことして持ち手は半分はずれ
ボディにも大きなへこみが出来たけれど
それでも全然負けなかった炊飯器くん。
保温機能はなかったけど、どういうわけか
その後夫の母からいただいた5合炊きの炊飯器よりも
味が断然良かったんだよね。

本当に35年間、お疲れ様でした。
今後は半年ほど妹分のオーブントースターや
3歳ほど年上の石油ストーブさんが
まだまだ元気でやっていけるように見守って下さい。

最後に、35年間ほとんど拭いてあげたこともなくて・・
ごめんねでした。(^_^;)