ビフォーアフター

5月の連休、”それぞれの工房展”の2週間くらい前の話です。
我が家のの床工事を大工さんにやっていただきました。


その床は17年前にこの家に引っ越してきたときには
完全に落ちていてねー。
80年位前に山を削って作ったと聞いていたけど
そのせいですぐ裏の2方にがけが迫っているので
空気の流通が悪いようなのよ。
で、その時床を新しく作り変えました。


根太も大引きも床材もすべて新品で作ったんだけど
10年位前から湿気によって床が沈み始め、応急処置。
その時ソーラーで動く床下換気扇をつけたんだけど、
しばらくしてからからまた恐ろしく床が沈み始めてねー。
置いてあるたんすが傾き始め、奥に設置した漆室(うるしむろ)
の戸の開け閉めが困難になってきたのよ。


「こら、早く直さなアカンなー」
と言いつつ3年。(汗)
このままでは何かの拍子に床に穴でも開いたら
悲劇が起こるかもしれない・・と気づき(やっと?)
思い切ってずっとお世話になっている大工さんにお願いしたのでした。


まず下の写真(↓)が蔵の1階の荷物を全部出して、
夫と大工さんが漆室の解体をしているところ。



次(↓)が出した荷物の一部。
大きなたんす2つと戸棚2つはブルーシートをかけて雨よけ。
たまりにたまったダンボールや使用済みのプチプチなどのがらくた。



これ(↓)は腐った床を取り去ったあと。




床下には今度はタイマーで毎日数時間強制換気するための
しっかりした換気扇を夫が設置して、大工さんがきれいに床を作り直してくれたのが
下の写真です。



蔵の中に入っていた荷物はこの際だから・・と大幅に整理。
「もったいない・・いつか使うかも」
と思ってとって置いたモロモロのものは思い切って市の清掃局に
持って行って処分しました。
スキー板3セット、大学入学のときに買った白い合板の戸棚、
壊れかけた座椅子、ホットカーペットなどなど。



ああ、ホッとした〜。
これでそーっと歩かなくてもいいし、
たんすが倒れてくる恐れもなくなったし、
漆塗りの作業場として安心して使えるわ。
あとただ一つ残った恐怖は、
大工さんの請求書がいつかやってくる予感がすることです・・。(泣)←泣くなって