耳の話

今日は午後から雨降り。
いよいよ、ここ近畿地方梅雨入りしそうな感じですねー。


下(↓)の写真は昨日、
「しばらく干せないかも・・」
と思って布団を干した下に寝転ぶ小豆(2歳・♀)。
ああ、干しておいて良かった!



さて今日はちょっと耳の話です。
以前、若者がたむろして困る・・という公衆トイレに
”若者にしか聞こえない”不快な高い音を流したところ
狙い通りに困った若者が寄りつかなくなった・・という
ニュースを見たことがあります。


その時実際にテレビでその音を流した(らしい)んだけど
「今の音、聞こえましたか?」
とアナウンサーが言ったのに、私にはもちろん、
その時出演していた30歳以上の人たちには見事に聞こえなかったのよね。


年をとると高い音から聞こえにくくなってくるという話は
ずっと前にも聞いたことがあってね。だから
「ほんとにうちのおじいちゃんには困ったもんだ・・」
なんていう陰口を本人に聞こえないようにと思って低い声で話すと
かえってよく聞こえてしまうという・・と知って
「へぇ〜、気をつけなくちゃ(?)」
と思っていたんだけど。


先日実家の母(83歳)がお鍋を火にかけているのを忘れて
時々焦がしてしまう・・ということを避けるために
キッチンタイマーを買ったらしいのです。
でも残念なことにボタンが全部英語だったので
第二次世界大戦中に敵国語を教えてもらえなかった世代の母は
非常に使いにくいというのよ。
「じゃ、うちの日本語のヤツと交換してあげるわ」
と交換して使い方を説明してピピピピッと鳴らしたところ
「?」
という顔をしている母。
「あれ?この音、聞こえない?」
「うん、全然」
「そうか〜」


というわけで先日電器店に行った時
ピピピピッという電子音ではないタイマーを探してみたんだけど、
これがなかなかないのよねー。
”メロディーが鳴る”というのはあったけど残念ながら英語表示。
”ワンワン”という犬の鳴き声がするというのがあって
犬好きの母にはピッタリ!・・と思ったけど、実際に母に聞かせたら
「まぁまぁ聞こえる」
という程度らしいのよ。


実は私も(以前にも一回書いたけど)体温計のピピッという音が
聞こえないことがあってね。
これから私も母と同じように普通のタイマーが聞こえなくなる時が
きっと来るでしょう。


で、タイマー製造会社の皆様にお願い。
どうかこの高齢化社会に必要な”低い音のタイマー”
作ってください。
きっと売れまっせ!(笑)