”一番搾り”

さて昨日は大雨洪水警報土砂災害注意報をものともせず
柿渋講座の2回目に行ってきました!


昨日の主な作業は「搾ること」。
日曜日につぶして水に浸けておいた柿を
ボールに1杯くらいすくって木綿の袋に入れて
ひたすら搾る!(↓)



これがけっこう力がいるのよー。
以前、大規模に柿渋を作っている工場に見学に行ったときは
大きな圧縮機があってそれでいっぺんに搾っていたけれどね。
今回はあくまでも昔の人が自家用にやっていた方法を
習うというコンセプトなので参加者が交代しながら
ウンウン言いながら搾りました。
(写真に写っている袋はすでに茶色いけど、これはここ数年
毎年講座で使用しているので自然に柿渋色に染まったんだって)


その結果こんな風に(↓)大きな陶器製の瓶に3個
柿の搾り液ができました。



思っていたような嫌な臭いは全然しなくてね。
これを1年ほど寝かせて柿渋が出来上がるんだけど
今回は2ヶ月後の11月にもう一回集まって
実際に和紙などに塗ってみることになっています。


ところでこの地域では昔から一番搾りだけを使っているけど
他の地域では今回の搾りかすをもう一回水に浸けて
1週間くらいおき、”二番搾り”を作ることもあるんだって。


今回参加している人たちは皆さんもちろん柿渋に興味があって
今までにも自己流とか、ネットで調べて柿渋を
作ったことがある・・と言う人も数人いてね。
それぞれの経験をもとに質問したり教えたり
なかなか志の高い素敵な講座でした。



・・・が何せ昨日は時間を追うごとに雨や風が強まって
12:00までの予定を1時間繰り上げて11:00頃終了。
あり得ないほどのクネクネ道を流れる雨水を
バシャバシャ蹴散らして、一路帰宅したのでした。
ふぅ。